大野市は約9割を森林が占めており、日本百名山の「荒島岳」をはじめ市街地は四方を美しい山々に囲まれています。また、雪の降るまちは水も豊かで、名水百選の「御清水（おしょうず）」に代表されるように、まちの至る所から澄んだ水が湧き出ています。水と大地から育まれる農作物は、400年以上前から続く「七間朝市」に並びます。短冊状のまち並みや、まちを見下ろす「越前大野城」からは歴史的な風情を感じさせます。

市街地である城下町は、織田信長家臣の金森長近により400年以上前に築かれま、ふもとに碁盤目状（短冊形）の城下町をつくりました。今でも、そのまち並みはかつての城下町としての風情を色濃く残し、「北陸の小京都」ともよばれています。秋から冬にかけて大野盆地が雲海に包まれ亀山だけがぽっかりと雲に浮かんで見える時、「天空の城 越前大野城」が現れます。

のどかな牧歌的風景の広がる高原一帯の「六呂師高」。中でも、星空の世界遺産とも言われる「星空保護区」に認定された南六呂師エリア。認定部門は、「アーバン・ナイトスカイプレイス」で、この部門での認定はアジア初。そのほか、九頭竜ダムによって九頭竜川がせき止められてできた広大な人造湖である「九頭竜湖」は豊かな自然に囲まれ四季折々の美しさを見せてくれます。県内最大級の道の駅「越前おおの荒島の郷」では、地元名産品やアウトドアブランド「モンベル」のショップ、カヌーやクライミング体験ができます。